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牛肉は増産傾向で推移(メキシコ)

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生体牛:2018年1月の飼養頭数は前年比0.6%増

 米国農務省(USDA)は2018年3月9日、メキシコの畜産物需給に関する報告書(Gain Report)を公表した。
 これによると、2017年の子牛生産頭数は、政府による増頭支援や種牛の輸入増加、飼料穀物が低価格であったことによる増頭意欲の高まりなどから、前年比5.4%増の748万5000頭となった(表1)。
 一方、同年のと畜頭数は、国内外の堅調な牛肉需要により、同1.9%増の607万頭となった。また、生体牛の輸出頭数は、最大の輸出先である米国からの需要が堅調だったことから、同6.5%増の120万3000頭とかなり増加した。
 これらの結果、2018年1月時点の牛の総飼養頭数は、前年比0.6%増の1658万4000頭となった。
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 また、2018年の子牛生産頭数は、前年比2.9%増の770万頭と予測されている。輸入頭数は、主に遺伝的改良目的の需要が堅調なことにより、同15.6%増の3万7000頭と大幅な増加が予測されている。一方、輸出頭数は、去勢牛を中心に米国向けが増加するとみられている。と畜頭数は、国内外からの堅調な牛肉需要により、同1.5%増の616万頭と予測されている。

牛肉:ハラル認証取得により、中東への輸出拡大狙う

 2017年の牛肉生産量は、飼料穀物が低価格だったことにより肥育期間が延びたことで、枝肉重量が増加し、前年比2.4%増の192万5000トンとなった(表2)。
 同年の牛肉輸入量は、富裕層および中間層からの需要が堅調だったことから、同4.3%増の19万6000トンとなった。消費量は、同1.8%増の184万1000トンとなった。
 同年の牛肉輸出量は、ハラル認証取得による中東市場の開拓、アジア市場の拡大など、同国政府が進めている輸出先の多角化により、同8.5%増の28万トンと大きく増加した。なお、メキシコ農牧漁業情報局(SIAP)によると、現在約120社がハラル認証を取得している。
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 2018年の牛肉生産量は、引き続き長期肥育による枝肉重量の増加により、前年比1.8%増と予測されている。
 同年の牛肉消費量について同国の牛肉業界は、低所得者層を中心に牛肉よりも比較的安価な鶏肉および豚肉への需要のシフトがあるものの、牛肉の消費は伸びるとの見通しを示している。
 輸出量は、輸出先の多角化の進展などにより、同8.9%増の30万5000トンと予測されている。
【渡邊 陽介 平成30年3月30日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-4397



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