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フィードロット飼養頭数、2期連続で過去最高を記録(豪州)

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 豪州フィードロット協会(ALFA)と豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)は、共同で四半期ごとに実施している全国フィードロット飼養頭数調査の結果(2018年7〜9月期)をそれぞれ公表した。これによると、2018年9月末のフィードロット飼養頭数は、112万6666頭(前年比9.9%増、前回比0.6%増)と、前回調査(6月)に続き2期連続で過去最高を記録した(図)。また、フィードロット収容可能頭数も、130万9905頭(前年比2.5%増、前回比0.7%増)と、こちらも2期連続で過去最高を記録した。
 ALFAは、増加の要因として、「クイーンズランド(QLD)州やニューサウスウェールズ(NSW)州を中心に広範囲で発生している干ばつにより牧草の生育が悪いことから、安定的に高品質な牛肉を生産できるフィードロットでの飼養頭数が増加している。特に、ブランドを冠した牛肉の増加が、天候に左右されず、安定的な品質で継続的に牛肉を供給できるフィードロットへの需要を増加させている。また、干ばつにより穀物価格が高騰しており、フィードロットの収益性が低下しているにも関わらず収容可能頭数が増加していることも、需要の増加を示している」としている。
 
 
 フィードロット飼養頭数を州別にみると、前年比ではいずれの州も増加しており、前回比では、飼養頭数の最も多いQLD州と南オーストラリア州は増加したものの、そのほかの州では減少した(表)。
 
 
 MLAは、過去最高のフィードロット飼養頭数を背景に穀物肥育牛肉の生産が増加していることから、2018年7〜9月における穀物肥育牛肉の輸出量は、8万3000トンと前年同期比で12%増加し、3カ月間の合計では過去最高を記録したとしている。主要な輸出先である日本、韓国、中国向けのいずれも増加しており、特に中国向けは、前年同期の3倍近くまで増加したとしている。また、肥育もと牛価格は、穀物価格の上昇に伴い下落傾向にあるものの、100日肥育の穀物肥育牛の食肉処理場向け販売価格はわずかに上昇しており、アジアを中心とした牛肉需要の増加や、豪ドル安により輸出環境がよいことなどが、穀物肥育牛の販売価格を下支えしているとしている。
  
【大塚 健太郎 平成30年11月22日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-4394



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