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中国および韓国産異性化糖に対するアンチダンピング調査を開始(ベトナム)

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最終更新日:2020年7月16日

 ベトナム貿易産業省は6月29日、中国および韓国から輸入されているコーンスターチ由来の異性化糖(HFCS(注)に関するアンチダンピング調査実施決定を発表した。同国の砂糖業界は5月21日に、「中国や韓国産の異性化糖が、国内の砂糖業界に甚大な損失をもたらしている」として、同省に対し調査を要望していた。

 同省は本調査において、(1)中国および韓国の輸出業者のダンピング(不当廉売)的行為(2)ベトナムの砂糖業界の受けた損失(3)ダンピング的行為と同国の砂糖業界の損失における因果関係―について情報収集を行うとしている。また、同省は本調査の暫定的結果に基づき、必要に応じ暫定的なアンチダンピング措置を講じる可能性もあるとし、この場合、措置決定日前の90日間に輸入した商品についても、遡及してアンチダンピング税を適用することが可能となる。

 
同国では、異性化糖は国産糖と比べて安価なことから、国内の食品・飲料メーカーにおける需要が急速に高まっている。ベトナム税関総局によると、2017年の異性化糖輸入量は8万2000トンであったのに対し2019年は19万トンと2倍以上の増加となった。

 
また、現地報道によると、同国の砂糖業界は異性化糖輸入量の増加のほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)物品貿易協定(ATIGA)による砂糖の関税割当枠の撤廃、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大に伴う砂糖需要の減少、国外から流入する安価な砂糖の密輸品などの影響を受けて収益が悪化している。

(注)HSコード1702.60のもの。

【塩原 百合子 令和2年7月16日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-4396



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