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米国農務省による世界の大豆需給予測(2021年2月)

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2020/21年度大豆期末在庫量、6ヵ月連続で下方修正

 米国農務省海外農業局(USDA/FAS)は2021年2月9日、「Oilseeds:World Markets and Trade」において、2020/21年度の世界の大豆需給予測値を、また同日、米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は、2020/21年度(9月〜翌8月)の米国の主要農作物需給予測値をそれぞれ更新した。
 これによると、2020/21年度の世界の大豆生産量は、前月から大きな変更はなく全体で8万トン上方修正され、前年度比では7.3%増の3億6108万トンとかなりの程度増加すると見込まれている(表)。国別では、最大の生産国であるブラジルが、同5.6%増の1億3300万トンと見込まれている。なお、同国では現在収穫時期を迎えているが、主産地の中西部では雨不足により作付けが遅れたため、1月から開始された収穫作業は過去5年の平均より遅れている状況にある。また2019/20年度の不作から回復した米国は同16.4%増、乾燥気候などの影響により前月まで3回連続下方修正されたアルゼンチンは同1.6%減と見込まれている。
 輸出量は、米国が55万トンと前月に続き上方修正されるなど、全体で59万トン上方修正され、前年度比では2.7%増の1億6969万トンと見込まれている。国別では、中国からの堅調な需要を背景として記録的な輸出量となっている米国が同33.8%増の6124万トンと前年度を大幅に上回ると見込まれている。一方、ブラジルやアルゼンチンは、それぞれ同7.7%減、同30.0%減と前年度を下回ると見込まれている。また、輸入量は、アルゼンチンが50万トン上方修正されるなど、全体で12万トン上方修正され、同0.9%増の1億6684万トンと見込まれている。国別では、中国が1億トンと世界全体の6割を占めている。
 消費量(搾油仕向量)は、前月から大きな変更はなく全体で17万トン上方修正され、前年度比4.1%増の3億2198万トンと見込まれている。国別では、豚飼養頭数のアフリカ豚熱からの回復が進む中国が、同8.2%増の9900万トンと前年度をかなりの程度上回っている。
 期末在庫は、輸出量が増加した米国が55万トン、また前年度からの繰越在庫が減少したブラジルが35万トン下方修正される一方、輸入量が増加したアルゼンチンが40万トン上方修正されるなど全体で5万トンと6カ月連続で下方修正され、前年度比12.1%減の8336万トンと見込まれている。国別では、米国が同77.2%減の325万トンとなり、2013/14年度以来最低となることが見込まれている。このため、同国の期末在庫率(期末在庫量/総消費量×100)は2.6%となり、2020年5月に公表された当初の予測値(22.4%)から19.8ポイント低下するすると見込まれている。
表
【井田 俊二 令和3年3月3日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 国際調査グループ (担当:井田 俊二)
Tel:03-3583-9472



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